【建築概要】
木造2階建て　（準防火地域）
長期優良住宅
敷地面積　　77.6㎡
延床面積　　80.0㎡

【見どころ】
立地
新宿区は以外と地形に起伏があります。この荒木町の家も弁財天をまつる池を中心にくぼ地になっていて、敷地に接する南側の道路は敷地よりも4.5ｍも下がり高い擁壁の上に建つ住宅になります。そんな制約がありながらも半面、都会の住宅としては他にないくらいの日当たりと風通しのよい立地でもあります。
この立地の利点を活かし、風を１階からロフトまで通すこと、自然の光が家全体に行き渡る明るい家になることを考え、庇やベランダにより夏は日差しを遮る・冬は日差しを取り込むといった自然の気持ち良さを積極的に取り入れる計画をしています。

プランニング
大きな計画の一つに駐車場を２台分確保することがありました。このため間口6.4ｍに梁を掛けて渡す大スパンの構造となっています。かつ耐震等級３（最高等級）を確保しています。
限られた敷地の中で駐車スペースを確保すると、1階LDKの間取りには平面的に大きな制約がありました。そこで１階→2階→ロフトまで縦に部屋をつなげることで開放的で上下につながり感のある空間にしました。さらに季節によっては冷暖房効率のために上下の各部屋を仕切れるように障子戸を設けています。仕切りながらも、やわらかい光やそれぞれの気配が感じられるような仕掛けにしています。

住まいづくりを検討中の方にとっては
今後の参考になると思います。

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