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都心から程近い世田谷で暮らす
ライフスタイルに合わせた設計が良い住まいづくりの秘訣
ここは世田谷。都心から程近い住宅地。
都内で住まいを建てようと思うと様々な制約がつきもの。代表的なものとして、狭小地だったり高さ制限だったりと。自然と大きな建物は建てられなくなってきます。そこで、このような場所に住まいを建てるのは様々な工夫が必要となってきます。まず、第一の課題は、収納空間をどれだけ確保できるかということでした。
収納空間をうまく確保できれば、それだけ居住空間が大きくなり住みやすくなります。都心ならではの制約をクリアながら、子育て家族の暮らしが愉しくなる住まいづくりを目指しました。
「大収納の収納スペースを確保」
1階の夫婦の寝室の下に、寝室と同じ広さの収納スペースをつくりました。あえて、もう目的別の収納をいくつもつくることをせず、多目的に使用できる大容量の収納スペースをつくることで、ライフステージの変化に合わせられるように設計。居住空間にタンスや収納棚を置かないことが、フレキシブルなライフスタイルを実現すると考えています。
「リビングスペースは大きく」
家族が集まるがリビングスペース。ここが、住まいの中心となる空間です。
子育て世代の家族には、リビングスペースを大きくすることがとても重要。育ち盛りの子供達は、まるでジャングルジムのようなリビングルームで縦横無尽に動き回る。階段を上がったすぐの所には、お母さんスペースのキッチン。リビングルームを見渡せる特等席。
そして、キッチンから眺める先にはスキップフロアになったリビングルーム。リビングルームの一角には子供たちの勉強机があったり、ダイニングテーブルの横には長女が得意のエレクトーン。
さらにはキッチンの上のロフトスペース。このロフトスペースが、お父さんのプライベートルーム。この2階のリビングスペースは、壁の無いオープンな空間。しかし、キッチンや勉強机、ロフトスペースはプライベート空間として成り立っている。
スキップフロアやロフトスペースのように空間の高さの違いや適度な距離感によって落ち着くスペースがつくれてしまうのです。全ては、寝室の下に大容量の収納スペースをつくったことによってできたスキップフロアが思いがけない副産物を生み出しています。
自然と家族が集まる場所をつくれば、自然と会話も弾み愉しい時間を過ごすことができると考えています。